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無機REVO1000(-IR)とは?特徴・耐用年数・価格・メリットをプロが解説|静岡市

塗料について 2026.08.18 (Tue) 更新

外壁塗装の塗料を調べていると、「無機塗料は長持ちする」「フッ素塗料より耐久性が高い」といった説明を目にすることがあります。

その中でも、アステックペイントの「無機REVO1000(-IR)」は、建物を長期間きれいに保つことを目的として開発されたハイクラスの無機塗料です。

最初に結論

無機REVO1000(-IR)は、「耐候性」「低汚染性」「遮熱性」を重視する方に適した外壁用塗料です。特に「次の塗り替えまでできるだけ長く持たせたい」「外壁の汚れを抑えたい」という住宅にとって、有力な選択肢になります。

一方で、塗料のグレードが高ければ、どの住宅でも必ず最適というわけではありません。外壁材の種類や既存塗膜の状態、下地の劣化状況などを確認したうえで塗料を選ぶことが重要です。

この記事では、静岡市で外壁塗装・屋根塗装を行う専門店の視点から、無機REVO1000(-IR)の特徴や耐用年数、メリット、どのような住宅におすすめなのかをわかりやすく解説します。

この記事の監修

静岡外壁塗装相談センター
株式会社ハウスケア静岡 代表 及川勝己
1級塗装技能士・建物劣化診断士

現地調査から塗料選定、見積もり、施工管理、完工確認まで一貫して対応。実際の建物の状態を確認した経験をもとに、塗料選びをわかりやすく解説します。

無機REVO1000(-IR)とは?

 

要点
無機REVO1000(-IR)は、アステックペイントが展開する外壁用のハイクラス無機塗料です。長期間建物を保護することに加え、汚れにくさや遮熱性にも配慮されています。

無機REVO1000(-IR)は、アステックペイントの次世代型ハイクラス無機塗料です。

建物の外壁は、毎日紫外線や雨、風などにさらされています。そのため、外壁塗装では単純に「色を塗る」のではなく、住宅を長期間保護できる塗膜をつくることが重要です。

無機REVO1000(-IR)は、塗料に使用する無機成分や顔料などにこだわり、従来の無機塗料が持つ耐候性を活かしながら、無機塗料の弱点にも配慮した設計となっています。

無機REVO1000

特徴1|高い耐候性で外壁を長期間保護

要点
無機REVO1000(-IR)の大きな特徴は高い耐候性です。促進耐候性試験では、期待耐用年数20~22年という目安が示されています。

外壁塗装の寿命を左右する大きな要因の一つが紫外線です。

塗膜は長期間紫外線を受け続けることで徐々に劣化し、色あせやチョーキング、ひび割れなどが発生しやすくなります。

無機REVO1000(-IR)は、紫外線などの劣化要因に対して高い耐候性を発揮するよう設計されています。

 

期待耐用年数は20~22年

促進耐候性試験(キセノンランプ式)では、約20~22年相当の経過後も光沢保持率80%以上を維持する結果が示されています。

一般的なシリコン系塗料などと比較すると、長期的な塗膜性能を期待できることが無機REVO1000(-IR)の強みです。

注意点
20~22年という数字は促進耐候性試験から算出された期待耐用年数です。実際の耐用年数は、外壁の状態、下地処理、施工方法、塗布量、立地条件、日当たりなどによって変わります。

特徴2|HALS配合のハイブリッド樹脂

要点
無機成分だけに頼るのではなく、有機成分を組み合わせたハイブリッド樹脂によって、耐候性と柔軟性の両立を図っています。

「無機塗料なら、無機成分が多ければ多いほど良いのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、無機成分は劣化に強い反面、塗膜が硬くなりすぎるとひび割れにつながる可能性があります。

そこで無機REVO1000(-IR)では、強力な結合エネルギーを持つ無機成分のコア層を、HALS(光安定剤)を配合した有機成分のシェル層で覆う特殊なハイブリッド樹脂が採用されています。

これによって、無機成分の「劣化しにくさ・強靭さ」と、有機成分の「柔軟性」を組み合わせています。

HALSは、塗膜内部で発生する劣化要因である「ラジカル」を捕捉し、塗膜の劣化を抑える役割を持つ光安定剤です。

特徴3|汚れが付きにくい低汚染性

要点
無機REVO1000(-IR)は、塗膜表面が強靭で緻密なため、汚れが付着しにくい「低汚染性」を備えています。

せっかく外壁をきれいに塗り替えても、数年後に雨筋や黒ずみが目立ってしまっては、美観が損なわれてしまいます。

無機REVO1000(-IR)は、無機成分を配合することで、劣化に強く汚れにくい緻密で強靭な塗膜を形成します。

塗膜表面が強靭なため、砂埃などが塗膜に突き刺さりにくく、排気ガスなどの汚れも入り込みにくい構造です。

特に交通量の多い道路沿いや、外壁の汚れが気になりやすい住宅では、塗料選びの重要なポイントになります。

雨筋汚れにも配慮

屋外で行われた雨筋汚染試験では、一般的な塗料と比較して雨筋汚れが付きにくい結果が示されています。

長期間の外装リフォームでは、単純な耐久性だけでなく「何年経ってもきれいに見えるか」も重要です。

特徴4|カビ・藻の発生を抑える

要点
カビや藻の発生を抑える性能も備えており、外壁の美観維持に貢献します。

外壁の北面や日当たりの悪い場所、湿気がこもりやすい場所では、緑色の藻や黒っぽいカビが発生することがあります。

無機REVO1000(-IR)は、JIS Z 2911に準拠した抗菌性試験方法による社内試験や、藻抵抗性試験において、カビ・藻の発生を抑える性能が確認されています。

ただし、周辺に樹木が多い、常に湿気がある、日当たりが極端に悪いといった環境では、どの塗料でもカビや藻が絶対に発生しないわけではありません。

塗料の性能だけで判断せず、建物周辺の環境まで確認することが大切です。

特徴5|遮熱性で外壁の温度上昇を抑える

要点
無機REVO1000-IRは特殊遮熱無機顔料を採用し、近赤外線を反射することで塗膜表面の温度上昇を抑える仕組みを備えています。

太陽光には、建物表面の温度上昇に関係する近赤外線が含まれています。

無機REVO1000-IRでは、近赤外線を吸収しにくい特殊遮熱無機顔料を使用することで、外壁表面の温度上昇を抑えます。

また、一般的な有機顔料では紫外線によって変色が起こることがありますが、特殊遮熱無機顔料は紫外線の影響を受けにくく、変色を抑えながら遮熱性能を維持しやすいことも特徴です。

静岡市は夏場の日差しが強い日も多いため、外壁塗装を機会に遮熱性を検討するのも一つの方法です。

遮熱塗料について知っておきたいこと
遮熱塗料は「塗れば室内が必ず涼しくなる」というものではありません。実際の室温への影響は、外壁色、屋根、断熱材、窓、建物構造などによって異なります。

無機REVO1000(-IR)のメリット

主なメリット
・高い耐候性が期待できる
・塗り替え回数を減らしやすい
・外壁が汚れにくい
・カビや藻の発生を抑える
・遮熱性を備えている
・長期間美観を維持しやすい

無機REVO1000(-IR)の魅力は、単に「耐用年数が長い」という点だけではありません。

耐候性と低汚染性を組み合わせることで、建物を長く保護しながら、外壁の美観も維持しやすいことが大きなメリットです。

外壁塗装には塗料代だけでなく、足場工事や高圧洗浄、下地処理などの費用も必要です。そのため、長期間使用できる塗料を選ぶことは、将来の塗り替え回数を考えるうえでも重要になります。

無機REVO1000(-IR)の価格は?

要点
無機REVO1000(-IR)の工事価格は、建物の大きさだけでは決まりません。外壁面積や下地状態、必要な下塗り材、付帯部の施工範囲などによって変わります。

外壁塗装の見積もりでは、塗料そのものの価格だけを比較するのはおすすめできません。

同じ無機REVO1000(-IR)を使用していても、下地処理の方法や使用する下塗り材、塗布量、施工工程によって工事内容は変わります。

そのため、見積もりを比較するときは「無機塗料だからいくら」という比較ではなく、塗装面積・工程・使用材料・下地処理まで確認することが大切です。

正確な工事価格については、実際の建物を確認したうえで算出する必要があります。

どんな住宅におすすめ?

無機REVO1000(-IR)が向いている方
・できるだけ長持ちする塗料を選びたい
・次回の外壁塗装までの期間を長くしたい
・雨筋や黒ずみなどの汚れが気になる
・外壁の美観を長期間維持したい
・遮熱性も重視したい
・価格だけではなく長期的なコストを重視したい

特に、これから長期間住み続ける予定の住宅では、高耐候塗料を選ぶメリットが大きくなります。

反対に、「数年後に建て替えを予定している」「近いうちに大規模なリフォームを予定している」といった場合には、必ずしもハイクラス塗料を選ぶ必要はありません。

塗料は住宅の今後の予定まで考えて選ぶことが大切です。

高性能塗料ほど下地処理が重要

要点
どれだけ性能の高い塗料でも、下地処理や施工方法が適切でなければ本来の性能を十分に発揮できません。

外壁塗装では、塗料選びと同じくらい施工品質が重要です。

ひび割れやシーリングの劣化、旧塗膜の浮きなどを十分に処理せず、その上から高性能塗料を塗っても、塗膜の剥がれや膨れなどにつながる可能性があります。

特に無機塗料のような長期耐久型の塗料では、10年、15年、その先まで塗膜を維持することを考えるため、施工前の建物診断が非常に重要です。

筆者のコメント

私たちが塗料をご提案するときは、単純に「一番高い塗料」をおすすめすることはありません。外壁材、既存塗膜、劣化状態、周辺環境、今後どのくらい住み続ける予定なのかまで確認したうえで、その住宅に合った仕様を考えます。無機REVO1000(-IR)は非常に魅力的な塗料ですが、その性能を活かすためには適切な下地処理と施工が重要です。

株式会社ハウスケア静岡 代表 及川勝己

よくある質問

Q. 無機REVO1000(-IR)は何年くらい持ちますか?

A. 促進耐候性試験による期待耐用年数は20~22年です。ただし、実際の耐用年数は建物の状態や立地条件、施工品質などによって変わります。

Q. 無機塗料はひび割れしやすいですか?

A. 無機成分は硬くなりやすい性質があります。無機REVO1000(-IR)では有機成分を組み合わせたハイブリッド樹脂を採用し、柔軟性にも配慮されています。

Q. 外壁の汚れにも強いですか?

A. 強靭で緻密な塗膜を形成することで、砂埃や排気ガスなどの汚れが入り込みにくく、低汚染性を発揮します。

Q. 遮熱効果はありますか?

A. 無機REVO1000-IRは特殊遮熱無機顔料によって近赤外線を反射し、塗膜表面の温度上昇を抑える仕組みを備えています。ただし、室温への効果は住宅の断熱性能などによって異なります。

Q. すべての住宅におすすめですか?

A. いいえ。外壁材や既存塗膜、建物の劣化状態、今後の居住予定などによって適した塗料は異なります。現地調査を行ったうえで判断することが重要です。

まとめ|長期耐久を重視するなら有力な選択肢

無機REVO1000(-IR)は、高耐候性・低汚染性・遮熱性を兼ね備えたハイクラスの外壁用無機塗料です。

特に「次の塗り替えまでできるだけ長く持たせたい」「外壁の美しさを長期間維持したい」という方にとって、検討する価値のある塗料です。

ただし、外壁塗装で最も重要なのは、塗料の商品名だけで判断しないことです。

現在の外壁にその塗料が適しているか、どのような下地処理が必要なのか、正しい施工仕様になっているか。これらを総合的に判断することで、初めて塗料本来の性能を活かすことができます。

静岡市で外壁塗装をご検討中の方へ

「無機REVO1000が自宅に合っている?」「シリコンやフッ素と迷っている」という段階でもお気軽にご相談ください。建物の状態を確認し、必要な工事と塗料をご提案します。

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