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マスチック工法って何?メリット・デメリット解説します!

塗装の豆知識 2024.01.30 (Tue) 更新

静岡市葵区、駿河区、清水区のみなさま、こんにちは🌞

静岡を中心とする職人直営の外壁塗装・屋根塗装専門店の静岡外壁塗装相談センターSGSです!

今回ブログを書かせていただくショールームスタッフの冨井です!

 

 

「マスチック工法」と聞いて、どんなものか分かりますでしょうか。

マスチックローラーと呼ばれるローラーを使用し塗装する工法ですが、詳しく知らない方も多いかもしれません。

そこで今回はマスチック工法のメリット・デメリット含め、詳しく解説します!!

 

マスチック工法とは?

ひび割れ防止を目的とした塗装工法のことです。

下塗りを通常よりも厚めに塗装する工法で、厚みをもたせることによりひび割れに強く、耐久性の高い外壁になります。

下塗りをする際に、専用の「マスチックローラー」を使用し、下塗り塗料を厚く塗っていきます。

 

マスチックローラー

マスチックローラーとは、塗装用のローラーの一種です。

一般的に使われるローラー(ウールローラー)とは見た目も用途も違います。

別名「砂骨ローラー」と呼ばれることも多いです。

また、「パターンローラー」「多孔質ローラー」と呼ばれることもあります。

 

また見てわかる通り、マスチックローラーは網の目状になっています。

つまり、さらさらとした液体塗料を塗ることができません。

逆に粘度のある塗料をたくさん含むことができ、厚みのある仕上がりになります。

 

 

マスチック工法はどんな時に使うの?

マスチック工法は以下のようなケースです。

①モルタルもしくはALCの外壁

②ひびが多数ある劣化激しい外壁

 

マスチック工法は全ての外壁に向いている工法という訳ではなく、モルタルやひび割れが目立っている外壁に適しています。

詳しく見ていきましょう!

 

①モルタルもしくはALCの外壁

モルタル外壁

ALC

ALC塗装 - 塗装職人(防水工事部)

 

モルタルとALCは、どちらもセメントや砂が主成分となってできています。そのためもともと表面に凹凸感があるのが特徴です。

マスチック工法は、どうしても表面に凹凸感のある仕上がりになるので、もともとこのような外壁をしているモルタルやALCが適しています。

 

サイディング

一方、サイディングのように表面が滑らかになっている外壁は、全く仕上がりが違うのでマスチック工法は向いていません。

 

②ひびが多数ある劣化激しい外壁

マスチック工法は、塗膜に厚さを出すことにより、ひび割れしにくくすることが最大の目的です。

そのため、ある程度築年数の経ったひび割れが起きている外壁に使われることが多いです。

外壁の耐久性を高めることが出来ます。

 

マスチック工法のメリット

メリットのイラスト文字」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

ひび割れ予防になる

先述した通り、マスチック工法はひび割れ防止の目的があります。

基本的に、マスチック工法は「フィラー」と呼ばれる粘度の高い下塗り材を使用します。

見積書にも「〇〇フィラー」と書かれているかと思います。

特に「微弾性フィラー」は柔軟性があり、外壁の揺れに対して塗膜も動いてくれるため塗膜が割れにくくなっています。

 

防水効果を高めてくれる

マスチック工法は塗膜に厚みをつけて施工するので、それに伴って防水効果もより高くなります。

 

マスチック工法のデメリット

デメリット」のイラスト文字 | かわいいフリー素材集 いらすとや

費用が高い

マスチック工法は通常の2~3倍の塗料を使用すると言われています。

よって少し割高になります。

通常の工法よりも1㎡あたりの塗装単価が+500円ほどになる傾向です。

 

技術のある職人に限られる

マスチック工法は厚みをつけながら、その厚さが均一になるように塗布していくため高い技術が必要となります。

厚さが均一でないと見た目の違和感はもちろん、外壁の耐久性にも影響してくるため、業者選びは重要です!

業者選びで失敗しないために・・・

①ホームページなどでマスチック工法の施工事例がないか調べる

②マスチック工法に対応しているかどうか業者に直接問い合わせる

業者選びは慎重に行いましょう!

 

 

マスチック工法の手順

外壁のひび割れなどが見られた場合、マステック工法の手順は基本的に

①下塗り(シーラー) ②模様付け(フィラー厚塗り仕上げ) ③仕上げ塗り(中塗り・上塗り)

となります。詳しく見ていきましょう!

 

①下塗り

まずは、塗装する外壁の劣化状態の確認をします。

ひび割れしている外壁や塗料を吸収しやすい外壁だった場合、

塗料の吸収を抑制する「シーラー」という下塗り材を塗布します。

※外壁の状態が良い時は、この工程は行わず②フィラーから行います。

 

②模様付け(フィラー厚塗り仕上げ)

先述した通り、フィラーと呼ばれる粘度の高い下塗り材を使って厚塗り仕上げを行います。

ここでマスチックローラーを使います!

外壁を凹凸模様に仕上げます。

 

③仕上げ塗り(中塗り・上塗り)

最後に仕上げ塗料を中塗り・上塗りと2回行います。

ここでは通常のローラーを使用します。

2回塗ることによってより厚みがうまれ、外壁を保護してくれます。

 

 

まとめ

⭕マスチック工法のメリット

✅施工することによってひび割れの防止になる

✅塗膜の厚さから外壁の防水性を高めることが出来る

✖マスチック工法のデメリット

✅一般的な工法と比べて費用が割高になる

✅高い技術が求められるので業者選びが重要になる

 

いかがでしたでしょうか。

マスチック工法は塗膜に厚みを持たせることによって外壁の耐久性を高めてくれます✨

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